随筆

「Ribbon of Green」

A girl who lived on borrowed time.

All for the sake of one wish.

今度はまさかの洋ゲー。ボリュームたった40分ほどのフリーゲーだが、某レビューサイトでは「2012年現在の洋ゲーの一つの到達点」と高く評価されたので、大変興味が湧きました。ちなみに百合ゲーです(真の狙いはこっちっしょ!w)。

とりあえずやってみましたが…ふむ、確かに洋ゲーとは思わない位、丁寧な作りでした。話の芯がしっかりしているし、キャラ内面に対する表現や掘り下げ具合も…っていうか、文字が英語じゃなければ完全に日本のゲームだろこれ!wそう、違うのは「文字」だけ、作品のテーマから言葉の表現まで、日本人が書いたシナリオを英訳しただけではのような疑いさえ感じるほど、日本スタイルに馴染んだシナリオだった。

ストーリーについてですが、HPの紹介文

“I’m sorry for everything. But even if I die, I will continue waiting for you,” says the girl who lived on borrowed time.

Ribbon of Green focuses on hope, strength and friendship within this competitive world of nothing but survival of the fittest and elitism. In a society like this, if you lose hope, nobody would help you. It will be all over.

This is the story of two female students who strived to survive in such a system. The system where the ‘elite’ students are treasured and well-maintained, while the rest are simply left behind, with no hope to the world…

に書いた通り、厳しい競争社会において、二人の女学生の生き様、友情や希望をテーマとした作品。主人公のClarisseは、自分自身を「臆病者」と嫌悪し、学業を捨てて希望のない日々を送っていた。ある日の帰りに、かつての親友であるHanyuanが現れ、学校に戻るように彼女を説得しようとする。しかし心を閉ざしたClarisseは聞き耳を持たず、頑なに拒否する。 そんな彼女を前に、Hanyuanはとある賭けを言い出す……そしてこの勝負の結果に対して主人公の選択が分岐となり、二つのエンディングに繋がる。

全篇殆どが二人の公園での会話で構成され、ある意味異色とも言えるが、伏線と展開がありがちで簡単に予測できちゃうのはちょっと残念。でもまあ明確なテーマを有し、それをしっかり抑えた上で感動もできる、超短編作品しかも洋ゲーとしてはもう十分すぎるの出来、これ以上ケチを付けるほど俺も無粋ではない。(←なにこの上から目線- –

あっ最後に言い忘れたけどこれ18Xじゃないですw

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